第48回 琉球古典芸能コンクール三線・安冨祖流新人部門の審査が8月8日(木)、優秀部門が8月13日(火)、最高部門が8月18日(日)に琉球新報本社で行われ、
新人部門に41名、優秀部門に21名、最高部門に7名の方が合格されました。
合格者名簿は下記をクリックして下さい。
審査講評
新人部門 (審査員 上地正隆、瑞慶覧長仁、照喜名朝國、花城吉治、又吉由美子)
・歌が一本調子で節入りが感じられない。
・県外・海外の受験者は正しい母音の発音が課題だ。県内の受験者もうちなーぐちの発音ができなくなっている。
・喉で軽く歌っている人がいるが、腹から声を出して、高音、中音、低音の発声をしっかり訓練してほしい。
・テープレコーダに頼り師匠の前での稽古を怠ると、メロディーを覚えるだけになってしまう。
・三線は音つぼを正しく押えていない人がいた。
・〇拍子(休符)が抜けて演奏が速くなっている。
審査講評
優秀部門 (審査員 糸数一雄、金城 武、照喜名進、仲原善光、宮里敏則)
・県外からの受験者の合格率が高い。高得点者は女性に集中している・
・手様が入るべき所に入っていない。
・ニ揚の調弦が弱く(低く)、時間がかかりすぎている。左手の「老」の音の押さえが甘い。
・右手の弾奏は、爪を立てすぎて間違う人がる。もう少し寝かせると良い。
・歌の課題は「作田節」で「つぉん」と発音すべきなのに「ちょん」になっている。
審査講評
最高部門 (審査員 金城清雄、金城武信、玉城正治、西江喜春、濱元盛爾)
・全体的に稽古不足が目立った。「十七八節」だけでなく「今風節」、「仲風節」、「述懐節」も日頃から稽古を重ねて欲しい。
・ニ揚の音ツボガ安定しない人が多く、正確に歌ってもいい歌にならない。
・特に「仲風節」はニ揚げの代表的な独唱曲。自信を持って歌って欲しい。
・「今風節」の節入りが、しっかりしていない所がみられた。