ニュース・講演情報

平成29年3月18日(土)19日(日)の両日、浦添市産業支援センター・結の街(三線部門)、国立劇場おきなわ(笛、胡弓部門)において、「平成28年度 安冨祖流絃聲会師範・教師免許審査」が実施されました。

歌・三線部門 師範に17名受験12名が合格、教師に20名受験20名全員が合格、笛師範部門に4名受験4名全員が合格、教師部門に2名受験2名全員が合格、胡弓師範部門1名受験1名が合格しました。

合格者は以下の通りです。

さらに、合格者の写真も掲載します。

 

歌・三線師範(12名)

  •     池城やよい
  •   荷川取志麻
  •   豊里美保
  •   通事 彰
  •   澤井毎里子
  •   和田信一
  •   源河徳淳
  •   新井孝雄
  •   平良真子
  •   平木裕一
  •   大山一郎
  •   久貝哲雄

 

 

歌・三線教師(20名)

  •   上原直美
  •   菅家伸貴
  •   内間俊明
  •   鈴木雄介
  •   田里友邦
  •   金城亮太
  •   清村まり子
  •   勝倉 優
  •   上原正男
  •   石崎博志
  •   唐木麻子
  •   比嘉悦子
  •   末吉正弘
  •   二上夏恵
  •   宇夫方 路
  •   新垣悦子
  •   喜納恵美子
  •   大城眞幸
  •   當山達也
  •   平沢千秋

 

笛・師範(4名)

  •   伊藝千寿佳
  •   唐木麻子
  •   加賀谷球黄
  •   宇保英政

 

笛・教師(2名)

  •   佐藤靖浩
  •   大城建大郎

 

胡弓・師範(1名)

  運天伊作

 

 

歌・三線師範(12名)写真

 

                

 

 

                

 

 

                

 

 

                

 

 

 

歌・三線教師(20名)写真

 

               

 

 

               

 

 

               

 

 

               

 

 

                

 

 

 

                

 

 

        

 

 

笛・師範(4名)写真

 

                

 

 

 

                

 

 

笛・教師(2名)写真

 

                 

 

 

 

胡弓・師範(1名)写真

 

 

 

 

琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 平成28 年度師範・教師免許審査日程及び応募者数。

 

①  免許審査

歌・三線教師      平成29年3月18日(土) 浦添市産業支援センタ(結の街)     午後13時 30分審査開始  受験者→20名

 

歌・三線師範      平成29年3月19日(日) 浦添市産業支援センタ(結の街)      午前10時 審査開始     受験者→17名

 

笛・胡弓(教師・師範) 平成29年3月19日(日)  国立劇場おきなわ3階(養成研修室)  午後5時30分審査開始  笛教師からスタート

 

受験者 笛教師→2人  笛師範→4人  胡弓師範→1人

 

 

②  審査発表、判定講評

三線教師→3月18日(土)19時30分頃、浦添市産業支援センタにおいて

 

三線師範→3月19日(日)16時50分頃、浦添市産業支援センタにおいて

 

笛(教師・師範)→3月19日(日)19時頃、国立劇場おきなわ(養成研修室)において

 

胡弓(師範) →3月19日(日)20時頃、国立劇場おきなわ(養成研修室)において

 

※受験者は必ず審査発表、判定講評に参加して下さい。

第52回(2017年・平成29年)琉球古典芸能コンクールの各部門の課題曲が決りました。

 

 

 

課題曲一覧(クリックで拡大が観れます)

 

平成28年9月22日(木・祝日)午前9時30分より、沖縄県立博物館講座室において「師範・教師研修会」が実施されました。この研修会は安冨祖流執行部が、琉球古典コンクール歌・三線新人部門受験者の減少を受けて危機感を感じたことと、来年の安冨祖流絃聲会創立90周年に向け、会員の拡大と組織の連携強化を図るため、今回はじめての取り組みとして、県内在中の全師範教師を対象に開催されました。

当日は、師範・教師約80名が参加し大変盛り上がりました。

 

※このページの後半に、研修会に参加したお二人からの感想文を掲載してあります

 

  1. 日時  9月22日(木・祝日) 午前9時30分~11時30分
  2. 会場  沖縄県立博物館講座室
  3. 研修会の内容

講演1  照喜名朝一(国指定重要無形文化財「琉球古典音楽」保持者

講演2  新城 亘 (安冨祖流絃聲会師範)

 

 

師範・教師研修会に参加して  (安冨祖流絃聲会師範  大嶺雅規)

 

研修会での主な内容は次の通りでした。                                                               

始めの挨拶の中で宮里会長から古典芸能コンクール受験者数が減少傾向にあること、とりわけ今年は新人賞の受験者数が極端に少なかったことが報告されました。次に新城亘氏から「安冨祖流の楽人たち」と題して安冨祖正元以降、昭和前期まで系譜を添えて相当数(系譜載っているだけで90人以上)の安冨祖流奏者が紹介されました。最後に照喜名朝一氏から「安冨祖流の継承について」と題して安冨祖流(宮里春行先生)との出会いからご自身が体験してきた芸能活動を様々なエピソードを交えてお話していただきました。

これらの話を聞いて安冨祖流継承の難しさ(面白さでもありますが)について感じたことを個人的な経験をまじえて書いてみます。

稽古では正座して師匠と対面し、左手、右手の動きを見ながらそのまま真似るように指導されます。手の動きが師匠を一緒になれば歌もそのうちできてくると何度も言われました。習い始めの頃は尺のウスイミーが弱い、右手を上げるのが速い、左手の動きが似ていない、ミージルが強い、左腕(三線)が下がっている、姿勢が悪いなど、指摘されるたびに何度も中断です。何とか1曲を通して終えてもとても覚えられそうにありません。(これはあくまで私の事でこんなこと指摘されない弟子はいます)。それでもとにかく、手も、体の動きも、口の開け方もとにかく真似ます。そのうち少しぐらいは師匠に似てきたかなぁと思うこともあります。

基本的には楽譜を使わず何度も何度も稽古することで体(主に両手)の動きとともに歌が師匠と一つになることを目指していると思われます。そして、できるかどうかはわかりませんが十分に師匠の技と一つになった後、更に稽古をつめばその型を内側から破っていく揺らぎのようなものが出てくるのかもしれません。私には出来ない事ですが。

照喜名朝一氏は研修会などで歌の伝え方として凧紐のたるみ、放り投げた風船が階段をゆっくり跳ねて落ちていく様子、小さな溝をひょいと飛び越える感覚、海のゆったりとしたうねりなど自然の動きを使ってうまく説明しています。習得の難しい芸の深いところを弟子に伝えるための工夫です。

安冨祖流の音楽を習得するには、長い期間にわたって(おそらく一生)師匠に稽古をつけてもらう必要があるということでしょう(才能に恵まれた例外的な人もいると思います)

こんなに手間と時間がかかるんじゃ稽古を続けるのも大変です。安冨祖流奏者がなかなか増えないのももっともだなとつい思ったりします。

でもそれじゃ困りますね。

安冨祖流の系譜を見てみます。たくさんの安冨祖流奏者が名前を連ねていますが、現在活躍している安冨祖流実演家に繋がっているのは安室朝持→金武良仁→古堅盛保→宮里春行・比嘉徳三→という一つの流れです。誤りがあるかもしれませんがこの時期の他の多くの安冨祖流奏者には現在につながる後継者がいないように見えます。当時は戦争や社会的な事情から芸能を次世代に伝えるのが大部分の人には困難だったのでしょう。もしかしたら安冨祖流の音楽が現在に伝わらなかったかもしれないと思うとぞっとしますね。

しかし誰でも知っているように宮里春行先生、比嘉徳三先生の後を継いだ師匠たちはそれぞれ多くの素晴らしい弟子を育て上げてきました。そして現在若い実演家たちがたくさん活躍しています。それとともに力量のある指導者も増えています。安冨祖流の歌を習得するには手間と時間がかかりますが、これからも安冨祖流の新しい仲間を数多く迎えることは十分期待できます。

安冨祖流の歌は実際に歌ってみて楽しく面白い、そして、歌っていて気持ちがいい。私もこの素敵な歌をいくらかでも伝えることができればと思っていますが、そのためには仕事を少し減らしたほうがいいのかなぁと少し悩んでいます。

 

 

 

師範・教師研修会に参加して  (安冨祖流絃聲会師範  松本 紀)

 

去る9月22日秋分の日に、県立博物館内の講座室において、安富祖流師範・教師会が開催され、そこに参加した。冒頭、宮里敏則会長より今回の研修の趣旨説明と挨拶があり、その後安冨祖流の新城亘先生、照喜名朝一先生の講話となった。

 新城亘先生からは、「安冨祖流の楽人たち」と題し、特に昭和初期から近年までの安冨祖流の先生方のエピソードや、その子孫の方々との会話の内容を紹介して頂き大変勉強になった。<安富祖―安室―金武―古堅―宮里>の継承の流れは分かっていたが、同じ時代を生きた先生方は殆ど名前も分からない方が多くいたので、今後安富祖流を勉強する上でも知っておくべきだと感じた。

 照喜名朝一先生からは、古典音楽の世界に入った時の話や宮里春行先生との思い出の話、また安冨祖流を盛り上げたいと言う強い思いを聞かせて頂いた。中でも印象に残った話は、戦中戦後の混乱期の中で宮里春行先生がいかにして安冨祖流を継承するために尽力されたか、と言う話だった。

戦後、宮里春行先生が大病に伏せている時、安冨祖流の仲間が枕元で「宮里を死なせていけない。安冨祖流が途絶えてしまう。」と夢うつつの中で聞こえ、その時「安冨祖流のために尽くそう」と決意された、と言う話には大変感銘を受けた。

 お二人の講話を聞き、その時代時代で先人達が継承してきた「安冨祖流」を、今の時代を生きている自分達がより一層頑張らなければならないと感じた研修となった。

 

 

                              

 

平成28年度  安冨祖流絃聲会(濱元盛爾会長)定期総会が、5月14日 浦添市産業振興センター(結の街)で行われ、                                       平成27年度  活動報告及び決算報告平成28年度 活動方針案が承認されました。                                                            役員改選では、会長:宮里敏則(新任) 副会長:照喜名進(留任)上地正隆(留任)宮城英夫(新任)                                                     監査役: 渡名喜康広(留任)我那覇常允(新任)が選出されました。                                                                   事務局長:平田邦夫(新任) 書記:花城英樹 (留任)・田渕愛子(新任) 会計:源河徳淳(留任)か任命されました。                                              なお、濱元盛爾会長は相談役となり、新執行部体制が決定しました。

 

新執行部

会長   宮里 敏則(新任)

副会長  照喜名 進(留任)

副会長  上地 正隆(留任)

副会長  宮城 英夫(新任)

事務局長 平田 邦夫(新任)

書記   花城 英樹(留任)

書記   田渕 愛子(新任)

会計   源河 徳淳(留任)

 

 

 

平成28年度 例祭

場所  楽祖の碑(沖縄県立図書館敷地)

日時  平成28年5月14日(土)午前10時30分

進行  安冨祖忠章事務局長

 

                

 

               

 

 

 

 

平成28年度定期総会

 

          

 

 

 

 

          

 

 

          

 

 

            

 

          

 

 

          

 

 

          

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成28年3月20日(土)21日(日)の両日、浦添市産業支援センター・結の街において、「平成27年度 安冨祖流絃聲会師範・教師免許審査」が実施されました。

歌・三線部門 師範に6名受験4名が合格、教師に24名受験17名が合格、笛師範部門に3名受験3名が合格、教師部門に6名受験6名が合格、胡弓師範部門1名受験1名が合格しました。

合格者は以下の通りです。

 

 

歌・三線師範

  •  上原康秀
  •  新田宗雪
  •  入嵩西諭
  •  横目大哉

 

歌・三線教師

  •  翁長武雄
  •  横目大通
  •  上原信次
  •  大石洋子
  •  我那覇偉
  •  藤井祐太
  •  大下真紀
  •  屋宜 公
  •  高良氏茂俊
  •  池宮聿世
  •  上原奈季
  •  小川大泉
  •  田中真美
  •  藤田良子
  •  下池和彦
  •  源河利恵子
  •  當間治雄

 

笛・師範

  •  花城将司
  •  長浜美智子
  •  豊里美保

 

笛・教師

  •  和田健二
  •  宮里良貴
  •  加藤志帆
  •  上原直美
  •  﨑山愛理
  •  仲盛大介

 

胡弓・師範

  •  持田明美

 

 

          

 

 

          

 

 

          

 

 

          

 

 

          

 

 

          

 

 

     

 

 

第51回琉球新報芸能コンクール指導日程が下記のように決まりました。

・歌・三線 新人指導日→8月7日  (日) 10時~13時 (受付締め切りは12時)   国立劇場おきなわ

・歌・三線 優秀指導日→8月14日(日) 10時~15時 (受付締め切りは12時)   国立劇場おきなわ

・歌・三線 最高指導日→8月21日(日) 10 時~15時 (受付締め切りは12時)   国立劇場おきなわ

平成27年度沖縄県伝統芸能公演「かりゆし芸能公演」

琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 地謡研修部の発表会「組踊・琉球舞踊を聴く」が

平成28年2月5日(金)、国立劇場おきなわ小劇場で行われました。

以下、写真で紹介します。

        

幕開け斉唱                幕開け斉唱               幕開け斉唱

 

        

組踊を聴く「手水の縁」          組踊を聴く「手水の縁」          組踊を聴く「手水の縁」

 

 

        

舞踊「仲里節」                舞踊「仲里節」               舞踊「仲里節」

 

 

        

舞踊「越来よ」                舞踊「越来よ」               舞踊「越来よ」

 

        

舞踊「金細工」                舞踊「金細工」               舞踊「金細工」

 

 

 

 

 

平成28年5月22日(日)、琉球古典音楽安冨祖流絃聲会関東支部の第1回鑑賞会 ~悠久なる調べ~ が、東京の深川江戸資料館小劇場にて盛大に催されました。

沖縄からは濱元盛爾前会長も駆けつけ激励しました。

公演の模様を以下に写真で紹介します。

 

          

公演会場 深川江戸資料館       山川支部長 川野辺事務局長       公演前集合写真

 

          

開幕斉唱                  女性独唱                     かせかけ

 

          

花風                       四つ竹                    濱元盛爾前会長

 

     

免許状交付                免許状交付

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 平成27年度師範・教師免許審査日程及び応募者数。

 

②  免許審査

歌・三線教師       平成28年3月20日(日) 午前10時 審査開始   受験者→24名

歌・三線師範       平成28年3月21日(月) 午前10時 審査開始    受験者→5名

笛・胡弓(師範・教師)    平成28年3月21日(月) 三線師範審査終了後開始  笛教師→6名 笛師範→3名 胡弓師範→1名

 

③  場所          浦添市産業振興センター(結の街) 電話 098-870-1223

④  結果発表      師範・教師とも審査終了後、判定会議を行い当日発表する(受験者は残り審査講評を必ず聞く様にして下さい)

⑤  受験者指導     平成28年3月13日(日) 午前10時~午後4時まで

受付は正午まで

※ 師範・教師とも同日に実施します。

⑥  審査順位抽選    平成28年3月13日(日) 午前10時~正午

 

※ 受験者は、 会費納入を会計の源河へ確認し当年分まで納入してから受験してください。

※ 笛・胡弓の受験者は三線伴奏者を2名同伴すること

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