令和3年7月7日、那覇市泉崎の琉球新報ホールにおいて、令和3年度沖縄芸能連盟定期総会及び功労者表彰式が執り行われました。
今年度は当会より宮里敏則先生、嘉数三郎先生、我那覇常允先生の3名が、長年の功績を称えられ沖縄芸能連盟功労賞を受賞されました。
先生方、誠におめでとうございます。
令和3年度の礼祭が4月29日(木・祝)午前11時より、那覇市の旧沖縄県立図書館敷地内にある安冨祖流楽祖之碑・宮里春行道翁之像前にて執り行われました。礼祭には役員、新師範・教師免許試験合格者など約20名が参加。先達の先生方に向けて新師範・教師誕生の報告を行いました。礼祭はあいにくの雨天となりましたが、祝詞奏上を述べた照喜名朝一名誉会長は「これは宮里春行先生の喜びの涙です。雨降って地固まる。安冨祖流発展のために頑張ってください。」と新師範・教師を激励しました。
礼祭に続き、午後1時30分より浦添市産業支援センター結の街において、令和3年度定期総会を開催しました。
総会は渡名喜康広副会長の挨拶にて開会。照喜名進会長の挨拶ののち、令和2年度活動報告、収支決算報告等の報告事項をはじめ、令和3年度活動計画案、予算案、規約改正案などが審議され、原案通り承認されました。
また、令和2年度師範・教師免許審査合格者への免許状授与が執り行われ、新師範6名(三線2名、笛4名)、新教師18名(三線15名、胡弓3名)が誕生しました。免許審査委員長で当会相談役の西江喜春先生は「各師匠によってどうしても小さな違いがある。師匠から受けついだ技を基本としつつも、研修会等に積極的に参加することで、違う部分というものをしっかり捉えて研究してほしい。弟子の養成に努め、会を盛り上げてもらいたい。」と審査講評並びに激励の言葉を贈りました。続いて、三線師範免許を授与された金城亮太さんは「伝統音楽を継承し、次世代へしっかり伝承していきます。」と力強い誓いの言葉で応えました。
定期総会終盤では、当会前会長で現相談役の宮里敏則先生へ照喜名進会長より感謝状の贈呈が行われました。宮里敏則先生は平成6年に書記として執行部役員入りし、事務局長、副会長、会長を歴任、26年間安冨祖流絃聲会執行部役員として会の運営に多大な尽力をなされました。宮里先生は26年間を振り返り「宮里春行先生銅像建立事業と安冨祖流絃聲会の大阪文楽劇場公演を皮切りに行なった沖縄縦断公演が一番の思い出だ。会員皆様のご協力のおかげで務め上げることができた。心から感謝申し上げます。」と挨拶しました。
従来であれば演奏を行ないつつ進行する定期総会も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から演奏を無くし、参加者数も少し寂しい定期総会となりましたが、コロナに負けずに頑張りましょうという掛け声に大きな拍手をもって散会となりました。
定期総会議案書一部資料
年会費納入に関するお願い
今年度より年会費振込先口座は琉球銀行、ゆうちょ銀行のみとなります。ご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和3年度の礼祭、定期総会につきまして、下記の通り開催を予定しております。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今回は礼祭・定期総会における演奏は行なわないこととなりました。
尚、コロナ感染状況によっては開催について変更が生じる場合がございますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
●令和3年度 礼祭
場所:楽祖の碑(旧沖縄県立図書館敷地内)
日時:令和3年4月29日(木・祝) 午前11時
●令和3年度 定期総会
場所:浦添市産業支援センター「結の街」
日時:令和3年4月29日(木・祝)
13時30分〜15時30分
●安冨祖流絃聲会第37回鑑賞会
令和3年7月4日開催予定でした第37回鑑賞会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、やむ無く中止することとなりました。
昨年より延期となりました第55回琉球古典芸能コンクールについて、3月30日付の琉球新報紙面25面に掲載されました。以下、掲載内容を引用してお知らせ致します。
(以下、紙面掲載記事引用)
第55回琉球古典芸能コンクール・第10回八重山古典芸能コンクール
実施要項を来月1日から販売
昨年より延期した第55回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)と第10回八重山古典芸能コンクール(同)の追加応募のため実施要項を4月1日から、琉球新報本社、中・北部支社で販売します。販売時間は午前10時~午後5時まで。1部100円。申し込み締め切りは5月8日。
昨年申し込みを行い受験料の繰り越しを希望した受験者は、購入不要です。(再度申し込む必要はありません)。
【お問い合わせ】
琉球新報社「古典芸能コンクール事務局」
☎098(865)5255 (平日午前10時~午後5時)。
令和3年3月21日(日)浦添市産業支援センター結の街で行われました令和2年度安冨祖流免許審査の合格者(三線師範、笛・胡弓)をお知らせいたします。
今年度の免許審査は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から非公開審査とし、県外・海外、離島在住の受験者につきましてはDVDによる審査を実施いたしました。
合格者は以下の通りです。
(三線 師範免許審査合格者)
受験番号 | 氏名 | 居住地域 | 師匠名 |
4 | 金城 亮太 | 那覇市 | 西江喜春 |
7 | 木村 智果 | 東京都千代田区 | 我那覇常允 |
受験者数7名 合格者2名 不合格者4名 失格1名 合格率28.6%
審査委員長:西江喜春
審査委員:照喜名進、宮里敏則、上地正隆
(胡弓 教師免許審査合格者)
受験番号 | 氏名 | 居住地域 | 師匠名 |
1 | 砂川 環 | 那覇市 | 運天伊作 |
2 | 中島 由美 | 東京都目黒区 | 持田明美 |
3 | 宇夫方 路 | 東京都狛江区 | 新城 亘 |
受験者数3名 合格者数3名 合格率100%
※胡弓師範免許は受験者なし
審査委員長:川平賀道
審査委員:石川清二、嶺井敦弘、西江喜春、照喜名進
(笛 教師免許審査合格者)
受験番号 | 氏名 | 居住地域 | 師匠名 |
1 | 藤田知美 | 東京都杉並区 | 澤井毎里子 |
2 | 平沢千秋 | 東京都品川区 | 木村智果 |
受験者数2名 合格者数2名 合格率100%
(笛 師範免許審査合格者)
受験番号 | 氏名 | 居住地域 | 師匠名 |
1 | 和田 健二 | 東京都墨田区 | 屋宜 公 |
2 | 﨑山 愛理 | 千葉県市川市 | 屋宜 公 |
3 | 加藤 志帆 | 東京都調布市 | 屋宜 公 |
4 | リン・マスダ | 米国 | 大湾清之 |
受験者数4名 合格者数4名 合格率100%
審査委員長:大湾清之
審査委員:宇保英明、稲福義男、宮城英夫、西江喜春、照喜名進
本日3月20日(土・祝)浦添市産業支援センター結の街におきまして、令和2年度安富祖流教師免許審査(三線)を執り行いました。
県外・海外・離島在住の受験者については原則、DVD審査を実施。会場審査も非公開審査とするなど、新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みを徹底し、執り行いました。
歌三線 教師免許審査合格者は以下の通りです。
受験番号 | 合格者氏名 | 居住地域 | 師匠名 |
1 | 初 しずか | 兵庫県明石市 | 田渕 愛子 |
3 | 島尻 ひさみ | 豊見城市 | 仲原 善光 |
4 | 髙橋 晶子 | 那覇市 | 宮里 敏則 |
6 | 古波鮫 朋子 | 那覇市 | 照喜名 朝國 |
9 | 亀川 貴敏 | 浦添市 | 照喜名 朝國 |
10 | 德村 律子 | 宜野湾市 | 照喜名 朝國 |
11 | 伏見友里 | 那覇市 | 照喜名 朝國 |
12 | ゲスリング 舞野 | 那覇市 | 上原 正男 |
13 | 酒井 成美 | 兵庫県尼崎市 | 仲村 元一 |
14 | 漢那 林 | 宮古島市 | 久貝 哲雄 |
15 | 東條 隆 | 東京都練馬区 | 持田 明美 |
16 | 渡辺 玲子 | 東京都狛江市 | 瑞慶覧 長仁 |
18 | 岡本 洋子 | 大阪府大阪市 | 内間 崇平 |
19 | 岡本 紀子 | 東京都狛江市 | 川崎 仙子 |
21 | 花城 保人 | 石垣市 | 花城 吉治 |
受験者21名 合格者15名 不合格者6名 合格率71%
審査員委員長:西江喜春
審査員:照喜名進、仲原善光、瑞慶覧長仁、渡名喜康広、照喜名朝國
令和3年1月11日(月・祝)に那覇市の琉球新報ホールにおいて第5回おきなわ伝統芸能「若衆芸術祭」の表彰式が開催されました。
若衆芸術祭は昨年12月19日・20日に琉球新報ホールにて公開審査が行なわれ、安冨祖流絃聲会より松川小学校4年生の川田結稀さん(平良大研究所)が出場。古典音楽「恩納節」を独唱で堂々と歌い上げ、個人成績2位となる県教育長賞に選ばれました。
川田さんは「次は個人成績1位となる沖縄県知事賞を目指したい」と可愛らしい笑顔で次なる目標をお話ししてくれました。
表彰式では若衆芸術祭が第5回を迎えた記念として、選考委員を務めた先生方に感謝状が贈呈され、選考委員を務めた安冨祖流絃聲会の竹田祐規さんに感謝状が贈られました。
コロナ禍で暗くなりがちな中、大変明るいニュースとなりました。
川田結稀さん、師匠の平良大さん、誠におめでとうございます!!
令和2年度活動計画(令和3年1月以降)の変更についてお知らせいたします。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、当初の計画より下記の変更がございます。
1、令和3年1月6日開催予定の「第24回新春を寿ぐ 歌い初め・舞い初め華舞台」⇒中止
2、令和3年2月11日開催予定の「安冨祖流合同祝賀会」⇒中止
誠に残念ではございますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
令和2年12月13日(日)午前、那覇市の旧沖縄県立図書館敷地内にある安冨祖流楽祖之碑・宮里春行翁之像の年末大清掃が行われました。清掃活動には照喜名進会長をはじめ、執行部役員を含め6名が参加。生い茂る草を刈り、銅像を磨くなど今年1年の汚れをきれいにし、ゆく年くる年が良き年となるよう祈願致しました。
令和2年11月29日(日)浦添市産業支援センター「結の街」において、令和2年度秋の演奏会が開催されました。
演奏会は御前風5曲の演奏ののち、上地正隆副会長による開会のあいさつに始まり、続いて照喜名進会長があいさつ。「新教師・師範の皆さんを含め安冨祖流の技芸への理解を深め、会員相互の連携を密にしながら活動を盛り上げてもらいたい。」と述べられました。
今回の演奏会では、先般中止となった定期総会において予定されていた令和元年度新教師・師範免許授与も執り行われ、歌三線教師11名、師範11名、笛教師9名、師範2名、胡弓師範2名がそれぞれ新たに誕生しました。
受賞者を代表して師範免許を受賞した下地實夫さんがあいさつし、「安冨祖流音楽を多くの人に広めていきたい」と今後の抱負を述べられました。あいさつに立った玉城正治相談役は「新教師・師範の皆さんも、安冨祖流の継承のために頑張ってほしい」と激励の言葉を贈りました。
演奏会参加者全員で十七八節、本花風節、ぢゃんな節、子持節を演奏。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、①出席者を師範及び免許受賞者に限定し、人数を制限 ②マスク着用・手指の消毒の徹底 ③会場内のソーシャルディスタンスの実施 ④演奏曲目を減らし、2時間以内で終了するなど、感染症対策を講じた上での開催となり、最後に渡名喜康広副会長による閉会のあいさつで終了しました。